
『ただいま、おかえり。3.11からのあのこたち』写真・文 石井麻木
2023年2月22日 発売
あの日を知らないこどもたちへ。
2011年から毎月、東北に通い続ける写真家が伝え、繋ぐ12年間。
なにげない日々のたいせつさと生きるメッセージが込められている。
※本書の印税収益は震災遺児支援をされているあしなが育英会に全額寄付される。
■本人コメント
この写真絵本を作らせていただくにあたり、震災直後からの12年分の写真をすべて見返しました。
さまざまな想いがめぐり、何度も何度も写真を入れかえました。
きのうという日があったこと、今日笑っていられること、あしたまた逢えること、なにひとつあたりまえじゃなかった。
なにげない挨拶や交わすことばが、伝えられるうちに声を想いを届けることが、
いちにちいちにちを懸命に過ごすことがどれほど尊いものだったか、あらためて気付かせてくれたのは東北の地でした。
抱えきれないほどのかなしみもくるしみもひとつひとつだきしめながら過ごしてきた12年間。
そのなかから届けたいものがあります。
いま、そこにいてくれること。
いま、ここにいるから伝えられること。
13回忌をむかえる今年、あの日を知らないこどもたちにも伝えられたら、繋げていけたらと、
すべての想いを込めてこの写真絵本をお届けさせてください。
石井麻木
著者プロフィール : 写真・文 / 石井 麻木(いしい まき)
写真家。東京都生まれ。写真は写心。一瞬を永遠に変えてゆく。
毎年全国各地で写真展を開くほか、CDジャケットや本の表紙、映画のスチール写真、ミュージシャンのライブ写真やアーティスト写真などを手掛ける。
東日本大震災直後から東北に通い、現地の状況を写し続けている。
その写真とことばで構成された写真本『3.11からの手紙/音の声』(シンコーミュージック・エンタテイメント)が大きな反響を呼び全国で同タイトルの写真展の開催を続ける。2017年に同写真本の増補改訂版を出版。収益は全額寄付している。
その他の作品に『みんな、絵本から』(文・柳田邦男講談社)、CD絵本『空より高く』(作詞・新沢としひこ作曲・中川ひろたかクレヨンハウス)などがある。
『ただいま、おかえり。3.11からのあのこたち』
■写真・文:石井 麻木
■発売日:2023年2月22日(水)
■定価:1,980円(税込)
■発行:株式会社世界文化ブックス
■発行・発売:株式会社世界文化社
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